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(2)パイセクション材におけるテーパーは、リブ材近傍の面外曲げに対して効果があり、これによリバネル中央部の引張ひずみも緩和される。
(3)パネルのアスペクト比について検討した結果、アスペクト比3の近傍で使用するのが効果的であると考えられる。
(4)パイセクション材、プレリブ材、溶接組立材の3種類について、同一条件での水圧試験及びFEM解析を行った結果、パイセクション材は、幅方向に変化する断面剛性を有すること、押出形材であるために溶接による熱影響がないこと、従って溶接ビードがないために応力集中が小さいという特徴から、他の試験体に比較しても強度的に十分な性能を有していることが確認された。

 

参考文献

[1]簑田:船舶用アルミニウム合金の溶接、船の科学、Vol.47−6,pp.48−53(1994)。
[2]北村他:アルミニウム合金溶接継手熱軟化部の強度、第65回船舶技術研究所研究発表会講演集、pp.193−200(1995)。
[3]田中他:アルミニウム合金構造の強度に関する研究、第67回船舶技術研究所研究発表会講演集、pp.193−200(1996)。

 

 

 

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